お知らせ news

第16回ウクライナ避難民の方によるウクライナ家庭料理教室

2024年2月18日

弊社は、ウクライナ避難民の方に、家庭料理を教えて頂くプロジェクト(ロシア語通訳付き)を行っております。

  

日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、報酬ありの「お仕事」として来て頂いています。

 

2024年最初の回は、土鍋でじっくり煮込むロールキャベツです。ロシア語ではガルプツィー。ウクライナに限らず、ベラルーシ、ロシア、ポーランド、リトアニアなどでも親しまれています。2022年11月の第4回の折にも別の参加者の皆さんと作ったのですが、美味しいのでヴェーラさんに再リクエストです。今日はにんにくを少しいれて、大人の味に仕上げましょう。

 

今日も、家庭科の先生方チームにご参加頂きました!どうぞ宜しくお願い致します!

 

 

 

キャベツの芯をナイフでくりぬきます。

 

 

鍋にごろっとキャベツを投入、上下を返しながら加熱します。

「トングで支えながら、火の通ったキャベツの葉をはがしますよ」

「あっつ~!!」

 

 

具はつなぎに米を使います。鍋で芯が残る程度まで米を加熱し、いったん水で洗います。炊いたお米でも良いのですが、40分程度煮込むので芯があった方が美味しく仕上がるそうです。

「ウクライナでも、日本みたいなお米なんですか」

「そうですね、逆にプロフに使うような長いお米はこの料理に向いていません」

ひき肉と炒めた玉ねぎ&人参を加えます。

 

 

お次は成形します。ヴェーラさんが2種類の巻き方を見せてくれました。小さめに成形し、鍋に2段に並べます。参加者のお二方は、余裕しゃくしゃく、綺麗なロールキャベツが出来ていきます。「キャベツはゆですぎないでください。形が上手く作れなくなります。柔らかいものを選んでください」「日本のキャベツで硬いものは殆どないですよ」「そうなんですか!ウクライナは様々なキャベツがあるんですよ」

 

 

みじん切りの玉ねぎと人参、サワークリーム、トマトピューレであらかじめソースを作っておきます。このソースをかけてじっくり煮込むこと40分。煮込み時間はお喋りをしながら待ちましょう。40分後、すりおろしたにんにくを加えます。最後に入れることで、にんにくの良い香りが立ち上ります。

 

 

「具の一例として、キノコもいいですね。ベジタリアン用に肉を使わないレシピもあるんですよ。アルミホイルで容器を覆って、オーブンで焼くレシピもあります」

「日本のロールキャベツとソースが違いますね!」「サイズが小さいのが良いです。おいしい~!」

参加者の皆さんにも好評、殆ど残りませんでした。

 

ちなみに…今月はヴェーラさんのお誕生日だったので、今日はシャンパンを開けて皆さんでお祝いしました。参加者の方からお手製のお菓子も作ってきて頂き、ヴェーラさんも喜んでいたのが何よりです。 

 

 

ガルプツィーの回、ご参加誠にありがとうございました。

ヴェーラさんは、このチームの次のレッスンのために素敵なメニューを考えてくれています。次回も楽しみです!

 

 

株式会社日露サービス

代表取締役社長

野口久美子

ページの先頭へ