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ウクライナ避難民による家庭料理教室第5回を実施しました★ボルシチ

2022年12月4日

弊社は、ウクライナ避難民の方に、家庭料理を教えて頂くプロジェクトを行っております。

 

日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、弊社アルバイトとして報酬ありの「お仕事」として来て頂いています。

 

第5回は、前回に引き続きキーウからいらしているヴェーラさんによるボルシチです。珍しく手に入った生のビーツを使って作ってみましょう。

今回は、FHJ全国高等学校家庭クラブ連盟事務局の宮田佐智子様のご紹介で、野村知世先生、井上紗織先生が御参加下さいました。おふたりは、高校で家庭科を教えてらっしゃいます。ウクライナ料理を作るのは初めてです。

 

最初は緊張気味のお二人でしたが…。

 

 

ヴェーラさんの指示に従い、ニンジン、ビーツ、パプリカ…どんどん切って炒めていきます。隣の鍋では牛肉をしっかり煮込むので、大忙し。今日はヴェーラさんがウクライナから持参した手作りの乾燥ディルも入れましょう。日本に暮らすお嬢さんのために持ってきたものを、ちょっぴり分けて頂きました。この香りで本場のボルシチらしくなります。

 

 

これはまだ序の口。さらに炒め続けます。

 

 

「豆を入れるなら前の晩から水に漬けておいてください」「どれくらいの分量ですか」「カップに半分で十分よ」「豆の種類は何がいいですか」「そりゃあ、ウクライナは豆の種類は沢山あるから…」

 

初めて作るお料理、さまざまな質問が出ます。

 

 

開始から約2時間、生のビーツを使った真っ赤なボルシチが出来ました!煮えたら、火を止めて15分程置くのがポイント。この間は、お茶を飲んでお喋りの時間です。お二人からはウクライナのこと、家庭料理のことなど質問は尽きません。

 

 

 

野村先生は…

「ボルシチのイメージが変わりました!丁寧な作り方で、とても美味しかったです。ディルを沢山使うのがポイントですね。ヴェーラさんもとっても素敵な方で、お人柄も含めてウクライナ料理は美味しいですね」

 

井上先生は…

「スープは『炒めた後に煮るもの』と思っていましたが、これはフライパンと鍋で同時並行ですね。味付けのタイミングもずっと後なので驚きました。丁寧な作り方があのおいしさを産み出すのですね。素朴な家庭料理、是非、家でもやってみます」

 

ヴェーラさんも、今日のボルシチには及第点です。

「第1回の時、言ったでしょう?同じボルシチは二度とないって。今日は美味しくできたと思います。皆さんとこの味を共有できて嬉しかったです」

 

 

初めてボルシチを作るお二人のお手伝いが出来たことを、私共も大変嬉しく思っております。ぜひまたお越しください!

 

株式会社日露サービス
代表取締役社長
野口久美子

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