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ウクライナ避難民の方による家庭料理教室第9回を実施しました

2023年6月25日

弊社は、ウクライナ避難民の方に、家庭料理を教えて頂くプロジェクトを行っております。

  

日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、報酬ありの「お仕事」として来て頂いています。

 

第9回は「夏野菜のソテー」と「そばの実」。

おなじみ野村先生と宮田様、今成先生は2回目の御参加です。いつもお出まし有難うございます!「今日もウクライナ料理をおいしく作りま~す!」期待してます!

 

 

原文に沿って訳せば夏野菜の「ソテー」とはいいますが、「煮込み」「煮物」のほうがしっくりきます。

 

キーウの夏の終わり、太陽をたっぷり浴びた野菜を煮込み、各家庭で壜詰めを作るのが初秋の仕事。ワンシーズンに40個以上も作ることがあるのだとか。寒い冬の間、仕事から帰って来た家族にさっと出せる、便利でおいしいおかずです。作ったその日に食べてもOK、翌日は味がこなれてもっとおいしいです、とヴェーラさん。では野菜をふんだんにつかってやってみましょう。

 

 

まずは、野菜を切ります。今日は多いですね。

 

 

なすは塩を振って、水分をだします。

 

 

野菜を炒めましょう。

 

 

すべての材料を入れて、しっかり煮込みます。

ウクライナの家庭料理は煮込むお料理が多い印象ですね。

 

 

お~!煮えてきました!グツグツ言ってます。

「なんか甘い香りですね!」

 

 

付け合わせのそばの実は、ポーランドのMelvit社製を使いました。

日本ではなかなか食べないそばの実。ウクライナやロシアでは大変ポピュラーな食材です。

「日本人は食べないのに売ってるなんて不思議!」とヴェーラさん。まあ、そうですね。

 

 

 

完成しました!

 

 

「普通は甘酸っぱさがあるメニューです。でも今日のはとても甘くなりました」

 

日本の野菜の品種が違うのかもしれません。得てして、日本人は甘くジューシーな青果物を好みます。

 

「この料理を保存するなら、壜は、オーブンで徐々に温めて殺菌し、温まった壜に温かい料理を入れて密閉するんです。これだけでも良いけど、焼いたチキンに添えれば、立派なディナーになりますよ」

 

 

今日は、チーズや白ワインと一緒にお楽しみ頂きました。

参加者の皆様、ご参加頂きありがとうございました。
次回もパプリカを使った夏のお料理で、ウクライナの家庭の味を楽しみたいと思います。

 

株式会社日露サービス

代表取締役社長

野口久美子

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