お知らせ news

ウクライナ避難民の方による家庭料理教室第8回を実施しました

2023年5月28日

弊社は、ウクライナ避難民の方に、家庭料理を教えて頂くプロジェクトを行っております。

 

日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、報酬ありの「お仕事」として来て頂いています。

 

第8回は「プロフ」と「キャベツのサラダ」。プロフは、旧ソ連では中央アジア地域の郷土料理。マトンと野菜のガッツリ系炊き込みご飯。特にウズベキスタンのプロフは有名です。ヴェーラさんの家では、御主人と息子さんの大好物!お腹いっぱいになること請け合いの一品、今回は、豚肩ロースを使います。

 

おなじみ野村先生と井上先生、また今回は、お二人の大先輩でFHJの元事務局次長の今成昭先生に御参加頂きました。どうも有難う御座います!

 

今日の主な材料は、これです!あとはお米。今日は山形県産つや姫(すみません、東北生まれの私の個人的好みです)ですが「長粒種のお米を使うと、より本場らしくなりますよ」とヴェーラさん。ウクライナでは、長粒種も短粒種も簡単に手に入るそうです。

 

 

「楽しみ~!」「ヴェーラさん、今日もよろしくお願います!」「プロフ、初めてです!」戦闘服(エプロン)で準備はオッケー。

 

 

「お肉のサイズは、大きくて大丈夫です」「そうなんですか?」「見ててください」

 

 

大丈夫かしら!?

 

 

おなじみ土鍋に肉をいれ、多めの油で泳がせる様に、じっくり蒸します。とってもいい香り!

 

 

このスキに、キャベツのサラダ作りにとりかかります。ウクライナではオーソドックスなサラダです。味付けには砂糖も使うそう。「ひまわり油はありますか」「う~ん、オリーブ油はいかが?」「そうねえ、まあ…これでもいいですね」

臨機応変に材料を変えるのも、家庭料理のいいところ。

 

 

先程の肉に、人参や玉ねぎを入れ、炊き込む寸前の状態がこちら。ローリエとレーズンも入って、なんだかエキゾティックな感じに仕上がってきています。これだけで美味しそうね。

 

 

さて、楽しくおしゃべりしながら待つこと40分。炊けました~!

「良い香り!」「写真写真!」

 

 

ウズベキスタンでお友達に頂いた「プロフ皿」に盛り付けてみました。

 

 

それでは、いただきます!

「皆さん、お肉はいかが」「うわ~、柔らかい~!」「大きさも丁度いい」「ね。言った通りでしょう」「かなり加熱するから、大きさはこれでいいのね」

 

肉は柔らかく、クミンシードの香りが食欲をそそります。これは、パーティにぴったりです。

 

 

美味しいプロフのポイントは、大きな肉とたっぷりの人参。今日は2本使いました。「スパイスはお好みでなんでも。バルバリースを入れてもいいですよ」「バルバリース!?」

バルバリースとは、日本語で「ヘビノボラズ」なるメギ属の植物。私も初めて聞く植物です。ウクライナではポピュラーなのでしょうか。日本で手に入るなら、ぜひ使ってみたいですね。

 

ヴェーラさん、素晴らしく美味しい「おうちプロフ」の伝授、どうも有難う御座いました。

 

 

 

 

株式会社日露サービス

代表取締役社長

野口久美子

ページの先頭へ