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第12回ウクライナ避難民の方によるウクライナ家庭料理教室

2023年10月17日

弊社は、ウクライナ避難民の方に家庭料理を教えて頂くプロジェクト(ロシア語通訳付き)を行っております。

  

日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、報酬ありの「お仕事」として来て頂いています。

 

第12回は「ひよこ豆と豚肉のスープ・クルトン添え」。

ヴェーラさんが以前から推していたメニューで、彼女の得意料理のひとつです。「豆料理って難しそう」「豆は前の夜からの下処理が面倒かなあ…」と私達。「そんなことはありませんよ!」とヴェーラさん。

 

開始2時間前に、私の方で豆を重曹(またはベーキングパウダー)と熱湯につけておきました。

2時間後は水分を吸いきって、こんな感じ。「お水が少なかったですね、もっと入れていいんです」「すみません!!」豆は、水加減が難しい。

 

 

豆と肉をお馴染み土鍋に入れて火にかけます。ここにさらに炒めた人参や玉ねぎを入れて、1時間半は煮込む工程になります。

 

 

「煮込む間、パンでクルトンを作りましょう。おつとめ品のパンで作った方が、逆に良いかもしれません」クルトンを作るんですか!食パンを一口大に切りビニール袋に入れ、好きなスパイスとオリーブオイルをかけます。軽くもんで、味をつけて。「スパイスは今日はパプリカパウダーと市販のスパイスセットです。でも皆さんの好きなもので」「例えば、何がいいんでしょうね」「ガーリックなんか良いと思いますよ」。なるほど!

 

 

 

途中で味見をしましたが、中にまだ湿気がある感じ。確かに乾燥したパンで作る方がいいかもしれません。焦げないように、注意深く見ながら焼いていきましょう。…この味、ビアプリッツっぽいですね。酒のつまみにもってこいな味です!(スープの具だけど)

 

 

さて、スープの方は仕上げにディルとイタリアンパセリを入れて、完成です。

 

 

肉と豆で食べ出のあるスープですが、さらにクルトンを入れるとこんな感じです。

 

 

食べてびっくり、これはコクがあり、豆の甘みが濃い。いや~、豆料理なめてました。

「豆のクリームスープみたい」「これだけで御馳走ですね!」でもヴェーラさんは…「今日はちょっと濃すぎました。もっと水分多く、お芋を入れないほうが良かった。豆の量も減らしてもいいでしょう」ちなみに、今回は普通の豚肉ですが、ヴェーラさんのおすすめは燻製したお肉だそう。

 

 

ヴェーラさん、今回も心も体もほっこりするお料理を有難う御座いました!このチーム、次回は冬に相応しいメニューに挑戦する予定です。

 

株式会社日露サービス

代表取締役社長

野口久美子

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