ウクライナ避難民の方による家庭料理教室第7回を実施しました
2023年4月10日
弊社は、ウクライナ避難民の方に、家庭料理を教えて頂くプロジェクトを行っております。
日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、報酬ありの「お仕事」として来て頂いています。
第7回のお題は「春キャベツ」。受講生の皆さんからのリクエストで、旬の野菜を使ったメニューです。「ウクライナ風鶏肉とキャベツの蒸し煮」「ウクライナ風マッシュポテト」の2品です。キャベツはまるごと1個たっぷり使います。講師はおなじみキーウからのヴェーラさん、野村先生と井上先生、FHJ全国高等学校家庭クラブ連盟事務局の宮田佐智子様が御参加下さいました。
「今日もおいしくできるよう、がんばりまーす!」
マッシュポテト用のじゃが芋はよく洗って等分に切り、水にさらします。「マッシュポテトと蒸し煮が同じタイミングで出来るようにしましょう」
こちら蒸し煮用のキャベツやたまねぎは、どんどん切っていきます。「人数が多い時は、スライサーを活用してください。とても便利です」「ウクライナから持ってきたんですか!?」「そうです!」ドイツ製のスライサー、この教室でも何回も登場しています。
日本では、どこの家庭にもある土鍋を使ってみましょう。土鍋に多めの油を入れ、鶏肉を加熱します。ここに玉ねぎ、ニンジン、キャベツ、トマトピューレに好みのスパイスを順次入れていき、蒸します。水は一切入れません。野菜の煮える良い香りがします。参加者のみなさんも、わくわく顔です。
同時並行で、マッシュポテトを作ります。茹で上がったじゃが芋をマッシャーでよく潰し、バターと牛乳を加えます。「牛乳は沸騰させてください」「どうしてですか」「沸騰させないと、色が白く綺麗にでません」「へええ…」ん~、これもコツですね。「日本ではマッシュポテトを付け合わせにしますか」「ハンバーグ等特定の料理の時です」「やっぱり、日本人はお米が好きなんですね…」
土鍋をテーブルに持っていき、その場で盛り付けます。
今回も2品でしたが、1時間半ほどで完成です!
キャベツとトマトの甘さが沁みる美味しさです。鶏肉を相当加熱しているのですが、固くなっていません。白いご飯とも合う味です。雪のように真っ白でなめらかなマッシュポテトも美味しくできました。盛り付けの際、スプーンで波型に形をつけるのもポイント。この盛り付け方は、私も旧ソ連圏の食堂でよく見ました。社員食堂のマッシュポテトが、懐かしい…。
春キャベツの回は大成功。皆さん、お疲れ様でした。
次回は、満場一致で米料理プロフを作ります。旧ソ連圏では、特にウズベキスタンのものが有名なお肉の炊き込みご飯です。食を通じた国際交流は、おいしくて楽しいことが大切。プロフも楽しみです!
株式会社日露サービス
代表取締役社長
野口久美子
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