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第11回ウクライナ避難民の方によるウクライナ家庭料理教室

2023年8月13日

弊社は、ウクライナ避難民の方に家庭料理を教えて頂くプロジェクト(ロシア語通訳付き)を行っております。

  

日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、報酬ありの「お仕事」として来て頂いています。

 

第11回は「豚スペアリブのプロフ」。中央アジアの米料理ですが、旧ソ連圏の人気メニューです。今回はとある会社員2名の方が、ご参加くださいました。お出まし有難うございます!お二人とも大変可愛らしいのですが、今回は顔出しNGということで、進行していきます。

 

第8回ですでにプロフは実施しましたが、今回は骨付き肉を使ってみます。基本の材料は同じ。今回はにんにくを薄皮のついたまま、炊き込むスタイルです。スペアリブにガーリック…。これは、相当イカついテイストに違いない…。

 

 

今日はスペアリブです。前回同様大きめに切って、多めの油で炒めましょう。

 

 

お肉は大きめに。脂と肉汁で蒸す感じで。

 

 

「では、野菜を切りましょう」「私達にやらせてくださ~い!」「そうね、このカッターで人参を切って貰いましょうか」プロフは玉ねぎと人参をがっつり入れるのが、ヴェーラさんのレシピ。人参は甘みを出す役割、躊躇なく切っていきましょう。カッターは、ヴェーラさんがウクライナから持参した使い込んだ道具です。

 

 

鍋に、玉ねぎと人参を戻し、ここで調味料をたっぷり加えます。黒胡椒、クミンシードを入れました。「結構いれますね!」「そうです、お米と水が入るので遠慮なく入れて下さい」

 

 

研いだお米と水、それにレーズンを入れます。「レーズンはどれくらい入れますか」「あくまで調味料程度の分量で」「お米は日本のお米で良いですか」「良いですよ。ウクライナでは長粒種ですけどね。ぱらっと仕上がりますね」確かにもっちりした日本のお米より、バスマティライスのほうがそれらしいかもしれません。お二人とも、興味津々です。

 

 

にんにくを6かけ炊飯直前に入れ、30~40分弱火で炊きます。にんにくは薄皮を残して炊くこと。

 

その後、蒸し時間を経て、スペアリブ・プロフの完成です。いつもながら、土鍋一杯に作るヴェーラさんのお料理は、なんとも言えない幸福感に包まれます…。

夏らしく、そしてプロフの故国ウズベキスタンのサマルカンド・ブルーに敬意を払い、青いお皿とマットでまとめてみました。

 

 

にんにくの薄皮を破ると、トロトロになったにんにくが顔を出します。ねっとりしたにんにく、火の通り過ぎていない豚肉、クミンシードの香り。食欲をそそるコンビネーションは、夏バテ気味の体に良いですね~!

 

今回の受講生さんは、プロフ作りは勿論初めて。旧ソ連圏を旅行した際、召し上がったことはあるそうです。土鍋たっぷりのプロフも、おしゃべりをしながらあっという間に完食してしまいました。

 

このグループは、お次はペリメニ(餃子)に挑戦したい!とのことで、秋にペリメニ作りをすることになりました。今からとても楽しみです。初参加、どうも有り難う御座いました!

 

株式会社日露サービス

代表取締役社長

野口久美子

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