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10/1付東京新聞朝刊とWEBでウクライナ避難民の方による家庭料理教室について報道されました

2022年10月7日

10/1付東京新聞朝刊とWEBで、弊社が実施しているウクライナ避難民の方にウクライナ家庭料理を教わる会が報道されました。このささやかな取り組みに関心を寄せて下さった記者の方には、心より御礼申し上げます。

  

東京新聞WEB

「教えて!ウクライナ料理 避難民を講師に迎え報酬 板橋の野口久美子さん」

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/205766?rct=t_news

 

 

弊社が、このイベントの実施において強調したいのは、次の3点です。

 

「ボランティアではなく、仕事を」

ウクライナから避難されている方で、日本語や英語が堪能な方はほとんどいません。日本では、日本語能力なしに外国人が仕事を見つけるのは、非常に厳しいのが現状です。しかし、少しでも働きたいという方が圧倒的に多いのも、また現実です。弊社では、主にロシア語でのコミュニケーションは問題なくできます。言語の障壁を考えずに、気軽にアルバイトをして頂くことに主眼を置きました。

 

「中高年避難民の孤立を防ぐ」

今回の避難民対応で、日本の大学や専門学校は若い避難民の受け入れを申し出ますが、そうではない層の人々への対応が希薄です。若者は、どこの国でも欲しがりますが、中高年は果たしてどうでしょうか。学校と言う場で、日本との関係を築くことがない世代の避難民は、日本社会を知る機会や日本人と直接接することもなく、孤立してしまいます。私は、日本社会で孤立に苦しむ多くのロシア語圏の人々を見てきました。日本社会の安定のためにも、日本人と交流し日本の生活について知って頂く場は必要です。

 

「食文化を通じた更なる交流」

弊社は、今回改めて、ウクライナの恵まれた農業事情に関心を持ちました。ウクライナはスラヴ文化の発祥の地であり、シンボルマークにキエフ公国時代の船「ラージヤ」を使う弊社には、大変興味深い場所でもあります。食材の豊富さに由来する食生活の在り様は、一年の半分近くが冬であるロシア極東地域と違いが顕著です。農業に限らず、彼らのライフスタイルに合った食生活を知り、理解することで、また新しい日本とウクライナのビジネス交流の可能性を感じています。

 

11月に第4回目を実施しますが、2023年2月頃までさらに6回、全10回開催する予定でおります。他方、この戦争が一刻も早く終結し、避難民の皆様が平和な祖国へ帰還出来ることを、私達は願っております。

 

また、この戦争で犠牲になった、ウクライナとロシア両国の方々に改めて心からの哀悼の意を表します。

 

株式会社日露サービス

代表取締役社長

野口久美子

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