お知らせ news

アラブ首長国連邦アジュマーン首長国を訪問しました

2023年5月21日

日本から直行便で11時間、アラブ首長国連邦へ。かつて私の親戚がアブダビのホテル開館プロジェクトに携わっていたこともあり、UAEは密かに憧れの国。ドバイと言えばスーパーリッチな観光地のイメージ。胸を高鳴らせドバイの空港におりたてば、そこは東京の真夏、すでに32度で日差しも強い。

  

 

ドバイ空港のパスポートコントロールでは、パスポートに何か挟まれて係官が返却してきた。1GBフリーのSIMカード!随分気前のいい挨拶。さすが、ドバイ。

 

 

伝統のダウ船にのり、まずはドバイのウォーターフロントを視察。暑い真昼より日没後の街は歩きやすく、明るいイルミネーションに富める国の片鱗が垣間見られ興味深い。同乗した家族連れは、パキスタンのカラチから来たそう。ドライバーさん曰く、UAEでは連邦の組織は常にアブダビがリーダーで、サブがドバイなのだそうだ。それにしても、この国のサービス業はほぼインド、パキスタン、フィリピン等の出稼ぎばかり。まさにリトル・アジアだ。

 

 

 

 

 

アジュマーンは、ドバイから車で1時間弱。人口約50万4千人、UAEの中でも小さな首長国だ。豪華絢爛で国籍不明な豊かさに包まれたドバイに比べ、アラブらしい雰囲気がそこここにある。アザーン(イスラム教の祈りの合図)が街角に響き渡ると、小さな絨毯を携えた男性達が、わらわらと道路に出てくる。

 

 

アジュマーンの最大の魅力は、ペルシャ湾の美しさだろう。ぎらっと照り付ける太陽が水面に光を落とす午後も、一面オレンジのグラデーションに包まれる夕暮れも魅力的。ドバイ同様、女性がスカーフを被ることを強要されないのもホッとする。やはり、リラックスして過ごせるのが一番ではないだろうか。訪問前は、着る服に悩んだけれど、それも杞憂だった。

 

 

 

今回は、アームレスリングアジア大会がアジュマーンで開催されるので、日本連盟のメンバーとしての渡航。日本からも選手が参加し、3位入賞した。定例会議も開催され、アラビア語圏からの参加が多く、珍しくヨルダン、シリア、レバノン等からの顔も。今回はアラビア語英語通訳も入っての会議だ。つくづく、アームレスリング界における「アジア」は広い。

 

 

 

今回、日本から参加した渡辺さんは銅メダルを獲得!おめでとうございます!

 

 

UAEの元会長フセインさんと。今回の旅で、唯一接触したUAE人だ。民族衣装がやはりお似合い。

 

 

アジア連盟会長夫人ローザさんを、個人的にアジュマーンの日本料理屋に御招待して、お寿司を召し上がっていただいた。お寿司は初めてだとか。アラブ首長国連邦風のお寿司、これはこれでなかなか美味しい。お箸で食べるのは初めて、とキルギス人のローザさん。とてもお上手。

 

 

 

ペルシャ湾をバックに!この青い海は、まさに湾岸諸国の宝だろう。青空と青い海とエキゾシズムを求める旅人が、世界中から集まって来るにふさわしい場所だろう。「遠くて暑い砂漠のムスリムの国」という印象しかなかったアラブ首長国連邦だが、英語が通じるので滞在しやすく、女性も行動しやすい。ぜひ、日本との交流がますます拡大して欲しいと願っている。

 

 

ページの先頭へ