ウクライナ避難民の方による家庭料理教室第2回を実施しました
2022年9月18日
ウクライナ避難民による家庭料理教室第2回を実施しました
弊社は、ウクライナ避難民の方に、家庭料理を教えて頂くプロジェクトを行っております。
日本でなかなかお仕事の見つかりにくい、日本語の分からない方、中長期的に日本に滞在せざるをえない方、周囲に日本語の話せる方やサポートが少ない方を優先し、弊社アルバイトとして報酬ありの「お仕事」として来て頂きます。
第2回目の講師は、ウクライナ南部ザポリージャからいらしたヴィクトリヤさん。現在、ザポリージャ原発の安全性確保のため、IAEA国際原子力機関が注視している町です。お孫さんと4月に来日されました。現在は、その後来日された御家族と4人でお住まいです。
「まさか、自分がこんな遠い日本にくるなんて…人生で一度も想像したことはありませんでした。一度も、です。日本に来てからの最初の2か月は、大変でした。戦争は本当に辛いのですが、日本政府と日本の皆さんには、部屋も家具も用意して頂き、感謝しかありません」とヴィクトリヤさん。民族で言うならば、彼女はウクライナ国籍のロシア人。お姉さまはモスクワにお住まいなのです。ウクライナとロシアを隔てる境界とは何なのか。その明確な回答には、まだ行き当たりません。
今日は、ヴィクトリヤさん風ボルシチとキエフ風チキンカツです。
まずはボルシチを作っていきます。豚のスペアリブを茹で、玉ねぎ、にんじん、にんにくを多めの油で炒めます。トマトを入れて更に煮込みます。ここでお砂糖を少々。これがヴィクトリヤさん流の味付け。
お鍋いっぱいにできたボルシチ。
火を止めて、寝かせます。
その間にキエフ風チキンカツを作ります。
「バターは、室温であらかじめ柔らかくしてね。ガーリックプレスでにんにくをつぶして混ぜて…。棒状にまとめて凍らせておくの」
凍ったにんにくバターを小さく切り、鶏むね肉で巻きます。
「お肉は二枚におろして、薄くね。これをミートハンマーでさらに薄く。厚みが不均衡なら、余計な部分は切っていいわよ。別のおかずにまた使えばいいからね。お肉の巻き方は、封筒を作る感じでやるのよ」
衣をつけて揚げましょう。
「衣のつけかたは、МЯСО(ロシア語で肉の意)。Мука(小麦粉)Яйцо(卵)Сухари(パン粉)Обжарить(焼く)の順番だからね!これなら忘れないでしょう」
なるほど!
こんがりと油であげていきます。良い香りです。
揚がったあとは、180度のオーブンで10分程度焼いて、できあがり。
このこんがり具合!香ばしさがたまりません。
「パン粉は、市販のパン粉よりもブレンダーでその場で作るのが良い。食パン2枚分くらいかしらね。これは一人一個のお料理だから、切り分けないで。自分のお皿で切って、バターが溶け出てくるのを楽しむものです」
今日はお孫さんもご一緒に来て頂きました。おばあちゃんの料理は美味しいのよ、と彼女もにっこり。戦争前からアニメ等で日本に関心があり、日本語も勉強していたそうです。溌剌とした素敵なお嬢さんです。
ボルシチにキエフ風チキンカツ、なんだかクリスマスのお料理みたいです。華やかな雰囲気になりました。
折角の美味しいウクライナ料理です。日本製のスパークリングワインを出しました。お酒はあまり飲まないと仰っていたヴィクトリヤさん、思わず一口のんで「美味しいじゃない!期待してなかったわ!」。
ヴィクトリヤさん、どうも有り難う御座いました。家族の元気の源となっている味、私達も元気になりました!それにしてもお酒と合います…。
株式会社日露サービス
代表取締役社長
野口久美子
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