代表ご挨拶
平素は格別の御引立てを賜り、心より御礼申し上げます。
日本とCIS各国の交流の歴史は長く、今日の国際情勢の変化に伴い、その関係は日本と容易に切り離せるものではありません。
私の祖父池田慶四郎は、戦前戦中、銀座の教文館ビルにてドイツ事情を日本に紹介する出版社「日獨旬刊社」を経営し、ドイツとの互恵的関係の拡大に従事しておりました。また、大正時代に新聞記者をしていた大叔父、池田林儀は大隈重信候の番記者をしておりました。大隈候の後援でドイツに国費留学し、読売報知新聞社ベルリン支局で特派員をしたのち、朝鮮半島で伊藤博文の創設した新聞社「京城日報」で副社長兼編集局長として経営にあたっておりました。1925年の冬にモスクワに滞在していたことがあり、当時には珍しく、林儀はドイツ語に加え、ロシア語を解する人物でございました。
私自身も、中学生の頃にロシア文学に親しみ始め、大学ではロシア文学を専攻しておりました。卒業後は、ロシア国営ラジオ放送局「ロシアの声」ハバロフスク支局で、日本語放送アナウンサー、特等翻訳官として勤務しておりました。以後、政治、農業、プラント、司法、スポーツ・文化交流等の分野でCIS各国と関わって参りました。
20年が過ぎ、さまざまな状況の変化に伴いまして、2018年に株式会社日露サービスとして、ビジネスコーディネート、ロシア語圏との交流プロジェクト立案と実施、通訳翻訳等、ロシア語圏諸国との交流活性化を支援する組織となりました。オフィスは東京都板橋区にございます。また、2023年には、弊社のウクライナ避難民の方によるウクライナ家庭料理教室に対し、板橋区より区民文化奨励賞を頂戴し、深い感謝と同時に身の引き締まる思いでおります。
今後とも皆様の一層の御支援、御指導賜ります様、宜しく御願い申し上げます。
代表取締役社長
東京商工会議所会員
NPO法人日ロ交流協会常任理事
野口 久美子
経営理念 | ・日本と旧ソ連各国等(ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス・タジキスタン・トルクメニスタン・アゼルバイジャン・アルメニア・ジョージア)とのビジネス交流の強化 ・世界における日本の更なる地位向上 |
略歴 |
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