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ロシア大統領選 北朝鮮での在外投票率

2018年3月19日

3月18日実施のロシア大統領選、プーチン大統領が予想通りの勝利でした。この新たな任期は、プーチンの最後の任期とも言われています。次の6年の間に起こるであろう、世界におけるロシアの立ち位置の変化、ロシア政治および経済の動向は大変気になります。プーチン大統領は、誰を後継者にするのでしょう。セルゲイ・ショイグでしょうか。経験上言えるのは、ロシアは安定から最も遠い国でありながら、逆境に大変強い国です。イギリスでの元スパイ殺人事件によるイギリスとの関係の悪化でも、ロシアはへこたれることはありません。外圧に抗し続ける強さに、ロシアが背負う厳しい現実が見えます。

さて、この大統領選、北朝鮮での在外投票率はなんと100%だったのです。

理由は簡単、現在、ロシア大使館員以外で北朝鮮に住んでいるロシア人はウラジーミル・リー氏ただひとり。

1950年代生まれのリー氏の父親はカムチャツカに滞在していた北朝鮮人。母親はソ連国籍女性。
父親の仕事の任期が切れたのを機に北朝鮮の元山市(ウラジオストクの姉妹都市)へ移り住んだとか。父親の死後、母親ときょうだい達はロシアへ帰りましたが、彼は地元の芸術劇場の女優と結婚し、そのまま元山に残ることに。かくて、唯一のロシア国籍者になったわけです。

それにしても、友好な関係を保っているロシアと北朝鮮とはいえ、在北朝鮮ロシア人が1名って…。元山からやって来る彼のためだけにやっているようなものです。友好国でありながら、実際、ロシア国民が殆ど住んでいないというところに、露朝外交の現実が露呈しています。

ちなみに在日ロシア人は、昨年の時点で11,270名。年々増加しています。これも日本との関係の好転が関係しているためでしょう。日露関係は、実のあるものに育っていってほしいものです。

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