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国際女性デー

2021年3月8日

3月8日、国際女性デーおめでとうございます。

私がロシアで働いていたのはモスクワとハバロフスクでの2回ですが、どの時期もこの3月のお祝いは楽しいものでした。8日に最も近い日の朝、出勤すれば、会う人会う人に「3月8日おめでとう!」と挨拶され、長く暗い冬の終わりのロシアにはぴったりの、気持ちが明るくなる1日でした。3月8日がくれば春も近い。そんな希望に満ちたこのシーズンのロシアは、おそらくどこの国よりも春を歓待しているのでしょう。

デスクの上にはすでにギフトがどっさり置かれ、そのパッケージを開けるのももう一つの誕生日のような心躍る瞬間。マティーニの瓶や、チョコレートの箱、リボンのかかったミモザの花束。当時の日本と異なりロシア人の男性は、女性にてらいなく贈り物ができるのもとても不思議な印象でした。

現代の日本において、女性のエンパワーメントは議論を深めるべき大きなテーマです。弊社で活躍して頂いている通訳者・翻訳者の95%は女性ですが、皆さん、非常に優秀でありビジネスに真摯に向き合う方々ばかりです。日本では歴史的に、看護師同様、女性が多くを占める職業でした。それは、経済的不安定さの伴う職業であり、「高学歴の主婦」のライフスタイルに合っていたという特徴が挙げられます。拘束時間が短い事も、彼女たちには有益でした。今日、定職に就く女性の増加により「高学歴の主婦」の減少に伴い、通訳者のライフスタイルも多様化しています。より高度で専門的な知識が要求される、厳しい仕事になり、プロフェッショナルであることを求められながらも、AIにより仕事が失われる可能性もあります。厳しい現代を生き抜く通訳者の女性たちにより、弊社の事業は成り立っています。

また、弊社のハバロフスク地方ヴャーゼムスキー地区におけるいちご栽培投資案件では、女性の農家と投資契約を締結しました。4人のお子さんをお持ちの彼女が自らが主導的立場にある農業ビジネスで家計を支え、配偶者の方は内助の功で彼女を支えてらっしゃいます。日露の女性同士のマイクロ農業投資プロジェクトとして、現在問題なく進行しております。最初の収穫は、2022年6月頃を予定しております。ステークホルダーの皆様には、その結果をお目にかけられることを確信しております。

日本の女性が遺憾なく力を発揮し、国際社会における日本の地位の向上に貢献していけることを心から祈念しております。

株式会社日露サービス

代表取締役社長

野口 久美子

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