旧ユーゴスラヴィア、クロアチアの夏。
2019年7月16日
東ヨーロッパはバルカン半島にあるクロアチアは、かつてユーゴスラヴィアと呼ばれていました。民主化を求め、1991年にユーゴスラヴィアからの独立を果たし、2013年、念願のEU加盟を実現させます。人口は約400万人。今回、現代において独立の戦いを生き抜いたクロアチアの首都、ザグレブに出張する機会がありました。クロアチアのパートナーの方がロシア語話者だったのです。勿論、ここはクロアチア語が公用語です。でも、同じスラブ語族の国、単語の類推がつくのが楽しいのです。
旧市街にある聖マルコ教会。屋根のタイルの組み合わせで、紋章が形作られています。右は首都ザグレブ市、左側はクロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニアの紋章。ダルマチアは、ダルメシアンという犬種のふるさととも言われています。とにかく、このカラフルでお洒落な屋根は、一見の価値があります。カトリック教会で、1261年に建立されました。左側に首相官邸、右側に議会があり、まさにクロアチアの中心。国葬もここで行われます。
国立劇場。ちょうど、バレエの広告が出ていました。
いかにヨーロッパな建築ですが、落ち着いた雰囲気で街に馴染み、荘厳さをたたえています。
聖マルコ教会の衛兵が交代して、帰路についています。ザグレブ一の繁華街・イェラチッチ総督広場です。黒い馬のツヤツヤ感がきれいですね。赤と黒と白の制服がかもしだす、エレガントさが際立ちます。観光客が寄ってきて、馬を撫でてみたり…。
車を飛ばせば、ブランドのアウトレットモールもありました。アメリカ系のスポーツ・ブランドや、カジュアル系が主流です。つくづく、多くの国の首都が似通っていることに気づかされます。スター・バックスにH&M、大きな資本でのビジネスはあっという間に世界を覆ってしまう現実です。あのロシアでさえ、スタバが人気なのですから。
クロアチアのお料理は、東欧らしい素朴さがあります。これはパプリカにひき肉を詰めて、トマトソースで似たもの。付け合わせのポテトは、クリームが入っているのか、こっくりした甘さで、ついつい食べてしまいます。実は、美味しい日本料理屋もいくつかあり、山の幸、海の幸に恵まれているクロアチアですから、お寿司や天麩羅もなかなかでした。また、言うまでも無く、ワインは素晴らしいものばかり。
ザグレブから20キロ、サモボルの名物ケーキ・クレムシュニテです。生クリームとカスタードクリーム・ムースを、パイ生地で挟んであります。ザグレブの人に勧められて食べましたが、上品な甘さがコーヒーとよく合います。ザグレブっ子のウラディーミルいわく、「ザグレブでは、ウェスティンホテルのカフェのクレムシュニテがお勧めだよ!」とのこと。これがウェスティンのクレムシュニテ!夏空の下で頂くスィーツは、最高です。
成田からはドバイ経由で16時間かかりますが、夏のザグレブは、本当に素敵な場所でした。ロマンティックな夏の日が楽しめます。アドリア海の向こうは、イタリア。次回はぜひ海辺の町に滞在したいところです。
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